現在、教育委員会では、「明日を切り拓く、心豊かでたくましい人づくり」を基本理念とした四街道市教育振興基本計画及び四街道市総合計画に基づき、四街道市の教育が目指す姿の実現のため、「子育て日本一のまちづくり」に向けて全力で各施策に取り組んでいます。
27年度は、これらの諸施策を着実に進め、児童生徒の学力を確かなものにするとともに、どのような困難をも乗り越えることのできる体力と精神力、そして思いやりのある心の育成に力を注いでまいります。
特に、義務教育の9年間を一体的に捉え、子どもの学力向上、豊かな心の育成、基本的生活習慣の確立に向けて、小中一貫教育推進事業におけるモデル校での研究や小中一貫教育推進委員会での審議を重ね、基本方針の策定に向けた準備を行います。
なお、小中一貫教育推進事業におけるモデル校は、これまでの千代田中学校区3校に加え、新たに旭中学校区5校、四街道中学校区3校を指定して、それぞれの実態に合った実践研究を進めます。
また、この3月に、四街道市いじめ防止対策推進条例を制定しました。今後、四街道市いじめ防止基本方針を定め、いじめ防止等の対策を総合的かつ効果的に実施することで、児童生徒が健やかに成長することができる環境を整えます。 さらに、今年度から学校給食費、食材料の購入費等を市の会計で運用し、透明性、公平性を確保するとともに、教職員の負担軽減、保護者の利便性の向上を図ります。
教育環境の整備では、小学校1、2年生で1学級30人、小学校3年生から中学校3年生までは1学級35人を上回る全ての小中学校の学年に、少人数学級推進教員を配置し、児童生徒一人一人に対するきめ細かな指導を行い、学習内容の基礎的・基本的事項の習得に努め、分かる喜びと学ぶ楽しさが味わえる教育環境の整備を行います。
また、教職員と児童生徒の信頼関係を深め、子どもたちが安心して学校生活を過ごせるように、状況に応じて生徒指導補充教員を派遣します。
家庭教育の支援では、小学校就学前・中学校入学前の保護者を対象にした子育て学習講座を開催し、家庭での教育力の向上を図ります。
青少年健全育成では、多様化・複雑化が進む青少年問題の解消に向け、市独自で配置しているスクールソーシャルワーカーや青少年育成指導教員による相談活動を充実させるとともに、学校、家庭、地域及び関係機関と連携し、支援活動を推進します。
生涯学習については、市民大学講座について大学との連携を図り、一般課程、専門課程を開講するなど、市民の多様なニーズに対応した学習の場を提供します。
社会教育施設の整備では、千代田公民館及び旭公民館においてホール吊り天井の改修工事を実施します。
文化・スポーツについては、市民の各種芸術文化活動の発表や鑑賞の場、そして芸術や文化に親しむ機会として、各種団体の協力のもと、市民文化祭を開催し、市民相互の交流と文化活動の振興を図るとともに、地域の人々が守り伝えてきた歴史資料の収集・整理を進めながら、歴史民俗資料室等において、適正に保管します。
また、第18回ガス灯ロードレース大会をはじめ、各種スポーツ大会・スポーツ教室を開催し、スポーツに親しむ機会を提供することにより、スポーツ活動の充実に努めます。
これら教育行政全般にわたり、引き続き市民の皆様のご理解とご協力を賜りながら、教育行政の推進に全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
平成27年4月1日
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